自身の専門領域に関心を持ち、IT関連の業界団体のワーキンググループ(WG)に参加しています。実務だけでは得られない業界横断の知見が得られる場だったので、その経験を紹介します。
この記事でわかること
- IT関連の業界団体のワーキンググループとは何か
- 参加しようと思ったきっかけ
- 参加して学んだこと・キャリアにどう活きているか
IT関連の業界団体のワーキンググループとは
業界の企業・エンジニアが横断的に集まり、標準仕様やベストプラクティスを議論する場です。
IT業界には、特定の技術領域における標準規格の普及・推進を目的とした非営利団体がいくつか存在します。そうした団体のワーキンググループでは、特定のテーマについて、複数企業のエンジニアや有識者が集まり、実務での知見を持ち寄って議論します。
参加しようと思ったきっかけ
「インフラエンジニアとして基盤システムに携わった経験を、業界全体の文脈で捉え直したい」という動機からでした。
大規模な基盤システムのPoCでインフラリードを務めた経験を通じて、システムの設計は一企業の中だけで完結する話ではなく、業界横断の標準化の動きと密接に関わっていることを実感しました。自社の実務知見だけでは見えない業界全体の潮流を掴みたいと考え、WGへの参加を決めました。
参加して学んだこと
「仕様を実装する側」の視点だけでなく、「仕様を作る側」の視点を持てるようになったことが最大の収穫です。
- 各社のエンジニアが実務で直面した課題感を共有し合うことで、自社だけでは気づけない設計上の落とし穴を事前に知ることができる
- 標準仕様がどのような議論を経て策定されているかを知ることで、仕様書を読む解像度が上がる
- 専門領域は技術だけでなく法制度とも密接に関わるため、技術者としての視野が広がる
キャリアにどう活きているか
技術理解を土台にした「翻訳力」が、プロダクト企画の仕事でも活きています。
現在はプロダクト企画職として、担当している具体的なサービス内容はここでは伏せますが、専門領域での実務知見は、技術的な実現可能性を踏まえた企画判断をする上で役立っています。技術トレンドの一次情報に日頃から触れていることが、企画の意思決定における説得力につながっていると感じます。
まとめ
IT関連の業界団体のワーキンググループへの参加は、実務だけでは得られない業界横断の知見を得る貴重な機会です。「コードを書かないSE」というキャリア観についてはこちらの記事、インフラリード経験が企画職でどう活きているかはこちらの記事にまとめています。